CLF-039
クラウドの高可用性を実現する考え方として最も適切なものはどれですか?
選択肢
解説と正解
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正解:A. 複数のアベイラビリティゾーンを活用して障害の影響を減らす
解説
高可用性を高めるには、単一障害点を減らし、複数のアベイラビリティゾーンにリソースを分散する設計が重要です。
選択肢ごとの解説
A. 複数のアベイラビリティゾーンを活用して障害の影響を減らす
正解です。複数AZを使うことで、1つのAZ障害の影響を抑えられます。
B. バックアップを一切取得しない
バックアップを取らない設計は障害復旧に弱くなります。
C. 単一の物理サーバーだけにすべての処理を集中させる
単一サーバー集中は単一障害点になります。
D. すべての通信をHTTPだけに固定する
HTTPだけに固定することは高可用性の考え方ではありません。
実務での使いどころ
高可用性(High Availability)は、システム全体が停止する時間をできる限り短くする 設計思想である。AWS では、各リージョンが複数のアベイラビリティゾーン(AZ)で構成 されている。AZ は物理的に独立したデータセンター群であり、電源・空調・ネットワーク が分離されているため、ある AZ で障害が発生しても他の AZ には波及しない設計となって いる。複数 AZ にリソースを分散させることで、単一 AZ 障害による全停止を避けられる。 試験文脈では「クラウドの高可用性を実現する考え方」として「複数のアベイラビリティ ゾーンを活用して障害の影響を減らす」を選ばせる問題が出る。誤答には「単一の物理 サーバーだけにすべての処理を集中させる」「バックアップを一切取得しない」「すべての 通信を HTTP だけに固定する」のような、高可用性の定義と明らかに矛盾する選択肢が 並ぶ。極端な集中・バックアップ放棄・プロトコル固定はいずれも単一障害点を増やす 方向の設計であり、可用性の観点から不正解となる。 実務では、複数 AZ 構成は ELB(Application/Network Load Balancer)配下の EC2 を 複数 AZ に配置する、RDS のマルチ AZ 配置でスタンバイを別 AZ に持つ、S3 のように そもそも複数 AZ にデータを冗長保存するサービスを選ぶ、といった形で実装される。 CLF-C02 では「リージョン」「AZ」「エッジロケーション」の役割の違いと、マルチ AZ / マルチリージョンの使い分け(AZ 障害対策 vs 大規模災害対策)が繰り返し問われる。