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Database中級優先度 高

RDS Multi-AZ・Read Replicaの違いを初心者向けに解説

Amazon RDSで混同しやすいMulti-AZ配置とRead Replicaの違いを、可用性、読み取り性能、フェイルオーバー、試験ポイントの観点で整理します。

公開日:2026-06-07/更新日:2026-06-07
CLF-C02SAA-C03

比較対象サービス

サービス名をクリックすると、用語詳細ページで復習できます。

結論

RDS Multi-AZとRead Replicaは、どちらもデータベースの複製に関係します。

ただし、目的が違います。

  • 障害対策・高可用性を高めるならMulti-AZ
  • 読み取り性能を上げるならRead Replica

AWS試験では、この違いがかなり重要です。

比較表

項目Multi-AZRead Replica
主な目的高可用性・障害対策読み取り性能の向上
レプリケーション同期レプリケーションが基本非同期レプリケーション
読み取り分散通常のスタンバイは読み取り不可読み取り可能
フェイルオーバー自動フェイルオーバー自動フェイルオーバー目的ではない
配置別AZにスタンバイを作成同一リージョンまたは別リージョンに作成可能
書き込みプライマリのみプライマリのみ
読み取りプライマリから読むレプリカから読む
試験キーワードhigh availability, failover, standbyread scaling, read-heavy workload
コストスタンバイ分のコストが増えるレプリカ分のコストが増える

初学者向け説明

Multi-AZは、メインのDBに障害が起きたときに備える仕組みです。

Primary DB
↓ 同期
Standby DB

通常時、アプリケーションはPrimary DBを使います。
障害時にはStandby DBへ切り替わります。

Read Replicaは、読み取りアクセスを逃がすためのDBコピーです。

Primary DB
↓ 非同期
Read Replica

アプリケーションは、書き込みをPrimary DBへ、読み取りをRead Replicaへ分けられます。

試験で問われるポイント

Multi-AZが正解になりやすいケース

  • データベースの可用性を高めたい
  • AZ障害に備えたい
  • 自動フェイルオーバーが必要
  • 本番DBの障害対策をしたい
  • RTOを短くしたい

Read Replicaが正解になりやすいケース

  • 読み取りアクセスが多い
  • レポート・分析クエリを本番DBから逃がしたい
  • 読み取りスループットを上げたい
  • 別リージョンに読み取り用DBを置きたい

実務での使い分け

本番DBの障害対策

Multi-AZを使います。

Application
↓
RDS Primary
↓ 同期
RDS Standby

本番環境では、DB単一障害点を避けるためにMulti-AZがよく使われます。

読み取り負荷が高いサービス

Read Replicaを使います。

Write Request → Primary DB
Read Request  → Read Replica

ECサイトの商品閲覧、メディアサイトの記事閲覧、管理画面の集計など、読み取りが多い場合に有効です。

高可用性と読み取り性能の両方が必要な場合

Multi-AZとRead Replicaを併用します。

Primary DB
├─ Standby DB
└─ Read Replica

ただし、コストも増えるため、個人開発MVPでは基本的に使いません。

よくある間違い

間違い1:Read Replicaを障害対策の第一候補にする

Read Replicaは読み取り性能向上が主目的です。

障害対策の第一候補はMulti-AZです。

間違い2:Multi-AZで読み取り性能が上がると思う

通常のRDS Multi-AZ DBインスタンス構成では、スタンバイは読み取り用に使いません。

読み取り性能を上げたいならRead Replicaを検討します。

間違い3:個人開発MVPでRDSを使う

このプロジェクトでは、MVPでRDSは使いません。

理由は、固定費が発生しやすく、問い合わせ保存だけならDynamoDBで足りるためです。

関連用語

関連問題

まとめ

RDS Multi-AZとRead Replicaは、目的で覚えるのが一番です。

  • Multi-AZ:障害対策・高可用性
  • Read Replica:読み取り性能向上

試験では「高可用性」と書かれていたらMulti-AZ、「読み取り負荷」と書かれていたらRead Replicaを疑います。

次に学ぶ内容

比較で違いを理解したら、関連用語と模擬問題で知識を確認してください。 資格試験では「似ているサービスの使い分け」が問われます。

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