CLF-005
クラウドにおけるスケーラビリティの説明として最も適切なものはどれですか?
選択肢
解説と正解
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正解:B. 負荷に応じてリソース量を増減できる性質
解説
スケーラビリティとは、負荷や利用者数の増減に合わせて、システムの処理能力を増減できる性質です。
選択肢ごとの解説
A. データを必ず紙で保存する性質
誤りです。紙での保存とは関係ありません。
B. 負荷に応じてリソース量を増減できる性質
正解です。負荷変動に合わせてリソースを増減できます。
C. サーバーを1台だけで運用する性質
誤りです。1台構成は単一障害点になりやすく、スケーラビリティの説明ではありません。
D. すべての通信を手動で承認する性質
誤りです。通信承認の説明ではありません。
実務での使いどころ
スケーラビリティは、負荷の増減に合わせてシステムの処理能力を増減できる性質を指す。 拡張方向には大きく 2 つの軸があり、1 台あたりのスペックを上げる垂直スケール (スケールアップ/スケールダウン)と、台数を増減させる水平スケール (スケールアウト/スケールイン)に分かれる。AWS では水平スケールを自動化する仕組みが 充実しており、EC2 Auto Scaling Group は CloudWatch メトリクス(CPU 使用率・リクエスト数 など)をトリガに自動でインスタンスを増減させる。Lambda はリクエストごとに実行環境が 起動するため、利用者側がスケーリング設定をほとんど意識せずに済む。 スケーラビリティと混同されやすい概念にエラスティシティ(弾力性)がある。スケーラビリティ は「拡張できる能力そのもの」を指す静的な性質であり、エラスティシティは「需要に応じて 動的に拡張・縮小し、無駄なリソースを抱え込まない」という動的な振る舞いを指す。 両者は近い概念だが試験では区別されて問われることがあり、特に「需要が下がったときに リソースを減らせる」という文脈はエラスティシティの方が適切である。スケーラビリティを うたう一方で、実装上はステートをローカルに持つアプリケーションになっていると水平 スケールできないため、設計時にステートレス化やセッションストアの外出しを検討する 必要がある。 CLF-C02 では、スケーラビリティは「負荷に応じてリソース量を増減できる性質」という 直接的な定義で問われる。「データを紙で保存する」「通信を手動で承認する」「サーバーを 1 台だけで運用する」のような、概念とまったく無関係な選択肢が誤答として並ぶことが多く、 正解はほぼ一意に絞れる。一方で、Well-Architected Framework のパフォーマンス効率の柱と 関連付けた応用問題では、スケーラビリティとエラスティシティ、Auto Scaling と サーバーレスの使い分けが踏み込んで問われる。