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SAA-C03High-Performing Architectures難易度標準

SAA-045

EC2上で稼働する商用データベースが、常時30,000 IOPS前後を要求し、レイテンシーのばらつきを小さく抑える必要があります。単一のEBSボリュームでこの要件を満たす構成として、最も適したものはどれですか?

選択肢

解説と正解

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正解:B. io2ボリュームを作成し、必要なIOPSをプロビジョニングする

解説

汎用SSD(gp2 / gp3)のIOPS上限は1ボリュームあたり16,000 IOPSです。30,000 IOPSを単一ボリュームで安定して出すには、プロビジョンドIOPS SSDであるio2(またはio2 Block Express)を選ぶ必要があります。io2は一貫した低レイテンシーと高い耐久性を提供します。

選択肢ごとの解説

A. gp3ボリュームを作成し、IOPSを30,000にプロビジョニングする

gp3はIOPSとスループットを容量と独立にプロビジョニングできますが、1ボリュームあたりの上限は16,000 IOPSです。30,000 IOPSは指定できません。

B. io2ボリュームを作成し、必要なIOPSをプロビジョニングする

正解です。io2はIOPSをプロビジョニングでき、単一ボリュームで16,000 IOPSを大きく超える性能と一貫した低レイテンシーを提供します。

C. st1(スループット最適化HDD)ボリュームを作成する

st1はHDDベースで、大きなブロックのシーケンシャルな読み書きに最適化されています。データベースのようなランダムI/Oが多いワークロードには適していません。

D. gp2ボリュームを大容量で作成し、容量に比例して増えるベースラインIOPSを利用する

gp2のIOPSは容量1 GiBあたり3 IOPSで増えますが、上限は16,000 IOPSです。容量を増やしても30,000 IOPSには到達せず、IOPSを容量と独立に指定することもできません。

実務での使いどころ

Amazon EBS のボリュームタイプは、SSD 系と HDD 系に大別される。SSD 系はランダム I/O(IOPS)が重要なワークロード向けで、汎用 SSD の gp2 / gp3 と、プロビジョンド IOPS SSD の io1 / io2 / io2 Block Express がある。HDD 系はシーケンシャルなスループットが重要なワークロード向けで、スループット最適化 HDD の st1 と、コールド HDD の sc1 がある。データベースやトランザクション処理は SSD 系、ビッグデータ処理やログ処理は HDD 系という大枠で判断する。 gp2 と gp3 の違いは性能の決まり方にある。gp2 は容量 1 GiB あたり 3 IOPS というベースライン性能が容量に連動し、小容量ではバーストバケットに依存する。gp3 は 3,000 IOPS / 125 MiB/s をベースラインとして持ち、IOPS とスループットを容量とは独立に追加プロビジョニングできるため、「性能のために容量を無駄に大きくする」必要がなくなり、同容量なら gp2 より安価になる。ただし gp2 / gp3 とも 1 ボリュームあたりの IOPS 上限は 16,000 で、これを超える要求には io2 系を使う。io2 はプロビジョンド IOPS に対応し、耐久性も汎用 SSD より高く、io2 Block Express ではさらに高い IOPS とスループットに対応する。なお、EBS の性能はボリューム側だけでなく EC2 インスタンス側の EBS 帯域にも制限されるため、EBS 最適化インスタンスと適切なインスタンスサイズの選択が前提になる。 SAA-C03 では、要求 IOPS の数値を提示したうえで適切なボリュームタイプを選ばせる出題が定番である。16,000 IOPS という汎用 SSD の上限を境界に gp3 か io2 かを切り分けるのが基本の判断軸で、「一貫した低レイテンシー」「ミッションクリティカルなデータベース」という語が付くと io2 が選ばれやすい。逆に「大量のシーケンシャルスループット」「ログ処理」「コスト重視」なら st1 / sc1 が正解になる。

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