SAA-023
アクセス頻度が低くなったS3オブジェクトを、自動的に低コストなストレージクラスへ移動したいです。最も適した機能はどれですか?
選択肢
解説と正解
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正解:A. S3 Lifecycle rules
解説
S3 Lifecycle rulesを使うと、一定期間後にS3 StandardからS3 Standard-IA、Glacier系ストレージクラスへ自動移行できます。
選択肢ごとの解説
A. S3 Lifecycle rules
正解です。ストレージクラス移行によるコスト最適化に使います。
B. S3 Transfer Acceleration
Transfer Accelerationはアップロード高速化であり、保管コスト削減ではありません。
C. S3のバケット名変更
バケット名変更はコスト最適化策ではありません。
D. S3 Object Lambda
Object Lambdaは取得時にデータ変換を行う機能です。
実務での使いどころ
S3 Lifecycle rules は、オブジェクトの作成日や最終アクセス日からの経過日数に応じて、ストレージクラスの自動遷移や自動削除を行う仕組みである。代表的なパターンは、作成から 30 日後に S3 Standard から Standard-IA(低頻度アクセス)へ移動し、90 日後に Glacier Flexible Retrieval、180 日後に Glacier Deep Archive へ移動し、最終的に 7 年後に削除する、といった階層化である。アクセス頻度が時間とともに下がるログ・バックアップ・コンプライアンス保管データなどで、保管コストを大幅に下げられる。 Lifecycle で注意すべき点として、各ストレージクラスに最小保管期間(Standard-IA / One Zone-IA は 30 日、Glacier 系は 90 日または 180 日)があり、これより早く削除や別クラスへ移動すると最小期間分の料金が課金される。また、小さなオブジェクト(128KB 未満)を IA クラスに置くと、最小オブジェクトサイズ課金により Standard より割高になる場合があるため、ファイル特性に応じた設計が必要である。アクセスパターンが予測できない場合は、Lifecycle ではなく S3 Intelligent-Tiering を選ぶ方が運用負荷とコストの両面で有利になることもある。 SAA-C03 では「アクセス頻度が下がったデータを低コストクラスへ自動移動」「保管コストの最適化」「ライフサイクル管理」というキーワードで Lifecycle rules が正解となる。Transfer Acceleration(アップロード高速化)、Object Lambda(取得時変換)、バケット名変更などは、コスト最適化とは別目的の機能・操作であり誤答となる。Intelligent-Tiering との使い分け、最小保管期間、バージョニング併用時の挙動なども問われる。