CLF-008
AWSクラウドを利用することで、オンプレミス環境と比べて削減しやすいものはどれですか?
選択肢
解説と正解
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正解:D. 物理サーバーの購入・設置・保守作業
解説
AWSを利用すると、物理サーバーやデータセンター設備の購入・設置・保守をAWS側に任せられます。
選択肢ごとの解説
A. アプリケーション設計の責任
誤りです。アプリケーション設計は利用者側の責任です。
B. ユーザーアカウント管理の責任
誤りです。ユーザーや権限管理は利用者側の責任です。
C. データ分類の責任
誤りです。データの分類や扱いは利用者側で判断します。
D. 物理サーバーの購入・設置・保守作業
正解です。物理インフラの管理負荷を減らせます。
実務での使いどころ
AWS クラウドの利用によってオンプレミス環境と比較して大きく削減できるのは、物理サーバー の購入・データセンターの設備投資・ハードウェア保守・ネットワーク機器の調達といった、 「アプリケーションの差別化に直接寄与しないインフラ作業」である。AWS ではこの領域を 「Undifferentiated Heavy Lifting(差別化されない重労働)」と呼び、利用者はこれらを AWS に任せて、本来注力すべきアプリケーション設計・データモデリング・ユーザー体験 設計に時間を振り向けることができる。EC2 の起動、S3 への保存、RDS の構築といった操作 は、いずれも物理機器の調達工程を介さずに数分で完了する。 一方で、AWS に任せられる範囲は「クラウドそのもの(of the cloud)」までであり、 「クラウドの中身(in the cloud)」については利用者側の責任が残る。具体的には、 アプリケーションの設計と実装、データの分類と暗号化方式の選定、IAM ユーザーや権限の 管理、OS パッチ適用(EC2 の場合)、ネットワーク設定(セキュリティグループ・VPC) などは、AWS がインフラを提供しても利用者側で意思決定し運用する必要がある。これは 責任共有モデルとして整理されており、削減できる対象とできない対象を切り分ける際の 判断基準になる。 CLF-C02 では、「クラウド化で削減できるものは何か」が責任共有モデルと絡めて問われる。 正解は「物理サーバーの購入・設置・保守作業」のような、インフラ側の作業である。 誤答としては「アプリケーション設計の責任」「ユーザーアカウント管理の責任」「データ 分類の責任」のように、利用者側の責任として残る項目が並ぶ。CapEx(資本支出)から OpEx(運用支出)への転換、初期投資の削減、市場投入までの時間短縮といったキーワードも 同じ文脈で繰り返し出題される。