CLF-014
MFAを有効化する主な目的はどれですか?
選択肢
解説と正解
解説と正解を読む(先に自分で回答してから開くのがおすすめです)
正解:D. パスワードだけに依存せず、認証を強化するため
解説
MFAはパスワードに加えて認証アプリなどの追加要素を使うため、アカウント乗っ取りリスクを下げられます。
選択肢ごとの解説
A. S3の保存容量を増やすため
誤りです。S3容量とは関係ありません。
B. EC2のCPU性能を上げるため
誤りです。EC2性能とは関係ありません。
C. CloudFrontのキャッシュを削除するため
誤りです。CloudFrontのキャッシュ削除とは関係ありません。
D. パスワードだけに依存せず、認証を強化するため
正解です。MFAは認証を強化します。
実務での使いどころ
MFA(Multi-Factor Authentication, 多要素認証)は、サインイン時にパスワード(知識要素) に加えて、認証アプリで生成されるワンタイムコードやハードウェアセキュリティキー (所有要素)など、複数の異なる種類の要素を要求する仕組みである。AWS では IAM ユーザー と root ユーザーの両方に MFA を設定でき、有効化することでパスワード漏えい単独では アカウントを乗っ取れなくなる。GitHub などのパブリックリポジトリに資格情報が誤って 公開された場合や、フィッシング被害でパスワードを盗まれた場合でも、第 2 の要素が 攻撃者の手元にない限りログインを阻止できる点が、MFA を有効化する最大の目的である。 実務で利用される MFA デバイスには、仮想 MFA デバイス(Authy / Google Authenticator 等のスマートフォンアプリ)、U2F / FIDO2 セキュリティキー(YubiKey 等の物理デバイス)、 ハードウェア TOTP デバイスがある。AWS 公式のベストプラクティスでは、特権度の高い アカウント(root ユーザー、管理者 IAM ユーザー、本番デプロイ権限を持つ CI/CD 用 ロール)には必ず MFA を有効化することが推奨されている。さらに、MFA の状態を IAM ポリシーの条件キー(`aws:MultiFactorAuthPresent`)で判定し、MFA を通したセッション にのみ機密操作を許可する設計も標準的に採用される。 CLF-C02 では、「MFA を有効化する主な目的は何か」「アカウント乗っ取りリスクを下げる ためにできることは何か」という形で問われる。正解は「パスワードだけに依存せず認証を 強化する」のような選択肢であり、誤答として「S3 容量を増やす」「EC2 性能を上げる」 「CloudFront キャッシュを削除する」のように、認証強化とは無関係なサービス操作を 当て込むパターンが多い。