CLF-012
保存データを暗号化するために利用できるAWSサービスとして最も適切なものはどれですか?
選択肢
解説と正解
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正解:A. AWS Key Management Service
解説
AWS KMSは暗号鍵を作成・管理し、S3やDynamoDBなど多くのAWSサービスの暗号化で利用できます。
選択肢ごとの解説
A. AWS Key Management Service
正解です。KMSは暗号鍵管理サービスです。
B. Amazon CloudFront
誤りです。CloudFrontはCDNです。
C. Amazon Route 53
誤りです。Route 53はDNSサービスです。
D. AWS Budgets
誤りです。AWS Budgetsはコスト監視サービスです。
実務での使いどころ
AWS で保存データ(data at rest)の暗号化を中核的に担うサービスが AWS Key Management Service(KMS)である。KMS は暗号鍵(カスタマーマスターキー / KMS キー)を作成・保管・ ローテーションするマネージドサービスであり、S3、EBS、RDS、DynamoDB、Lambda、 CloudWatch Logs、Secrets Manager、SNS、SQS など、多くの AWS サービスから「保存先で 暗号化する鍵」として指定できる。鍵そのものは FIPS 140-2 認証済みのハードウェア セキュリティモジュール(HSM)上で保護され、平文の鍵が KMS の外に出ない設計となって いる。 実務での利用パターンは大きく 2 系統に分かれる。1 つは AWS マネージドキー(aws/s3, aws/ebs など、サービスごとに AWS 側が作成する鍵)を使ってデフォルトで暗号化を有効化 するパターンで、特別な要件がなければまずこれで保存データを暗号化する。もう 1 つは カスタマーマネージドキー(CMK)を自分で作成して使うパターンで、鍵のローテーション ポリシー、鍵の使用権限を持つ IAM プリンシパルの制御、鍵ポリシーによるアカウント 境界制御など、より細かい統制が必要なときに採用される。混同しやすいサービスとして CloudFront(CDN)、Route 53(DNS)、AWS Budgets(コスト監視)があり、いずれも暗号化 の主担当ではない点を整理しておくと選択肢を絞りやすい。 CLF-C02 では、「保存データを暗号化するために利用できるサービスはどれか」「S3 や DynamoDB の保存データ暗号化で使う鍵管理サービスは何か」という形で問われる。誤答 として CDN / DNS / コスト監視サービスを当て込んでくるパターンが頻出する。SAA-C03 以降 では、SSE-S3 / SSE-KMS / SSE-C / クライアントサイド暗号化の使い分け、鍵ポリシーと IAM ポリシーの組み合わせ、Envelope Encryption の仕組みが踏み込んで問われる。