SAA-013
グローバルに利用されるアプリケーションで、プライマリリージョン障害時に別リージョンへフェイルオーバーしたいです。リレーショナルデータベースのクロスリージョン低遅延レプリケーションを重視する場合、最も適した選択肢はどれですか?
選択肢
解説と正解
解説と正解を読む(先に自分で回答してから開くのがおすすめです)
正解:D. Amazon Aurora Global Database
解説
Aurora Global Databaseはグローバル分散アプリケーション向けに、複数リージョン構成と低遅延レプリケーションを提供します。
選択肢ごとの解説
A. Amazon EBSのスナップショットだけを手動で取得する
手動スナップショットだけでは低RPO/RTOの要件を満たしにくいです。
B. Amazon SQS Standard Queue
SQSはメッセージキューであり、リレーショナルDBのクロスリージョンレプリケーションではありません。
C. 単一AZのRDS MySQL
単一AZではリージョン障害やAZ障害に弱いです。
D. Amazon Aurora Global Database
正解です。クロスリージョンDRやグローバル読み取りに向いています。
実務での使いどころ
Aurora Global Database は、Aurora MySQL / Aurora PostgreSQL を複数リージョンに展開し、プライマリリージョンへの書き込みを 1 秒未満で他リージョンへレプリケートする機能である。最大 5 つのセカンダリリージョンを設定でき、各セカンダリは読み取り専用 DB クラスターとして稼働する。プライマリリージョン全体が利用不能になった場合、セカンダリリージョンを通常 1 分以内に新しいプライマリへ昇格(マネージドプランドフェイルオーバーまたはアンプランドデタッチ)できるため、RTO・RPO の厳しい DR 要件に応えやすい。 代替として RDS のクロスリージョンリードレプリカ、DynamoDB Global Tables、手動 DMS レプリケーションもあるが、リレーショナル DB で「クロスリージョン低遅延レプリケーション」と「フェイルオーバー時間の短さ」を同時に要求された場合、Aurora Global Database が第一候補となる。コスト面では各リージョンに DB クラスターが必要となり、リージョン間データ転送量も発生するため、シングルリージョン Aurora と比較すると相応に高額となる。RPO 1 秒未満・RTO 1 分前後という性能を活かせる業務でのみ採用が正当化される。 SAA-C03 では、「マルチリージョン」「災害対策」「グローバル分散アプリケーション」「クロスリージョン読み取り」というキーワードが出題文に並ぶ場合、Aurora Global Database が正答候補となる。誤答として「Multi-AZ 構成」(同一リージョン内の可用性向上)「リードレプリカ単独」(フェイルオーバー自動化が弱い)「DynamoDB Global Tables」(リレーショナルではなく NoSQL)を当て込む選択肢が混在する。